HySPEED工法とは



地盤改良工法「HySPEED」とは、セメントなどの固化材を一切使わずに、

砕石という天然素材だけを利用して軟弱地盤を改良する工法です。
  
品質改善・環境対応(CO2削減)・資産保護能力に優れています。

※ パイルという名が入っていますが、砕石パイルは決して杭工事ではありません。
   砕石パイルは地盤改良工法の一つです。    
                  





HySPEED工法の特徴ベスト9


砕石パイルと現地盤で複合的に面全体で建物を支えるので、
安定した強さがあります



天然の砕石しか使わないので、土壌汚染や環境破壊による
周辺地域への悪影響を起こしません。
つまり住む人の健康被害を起こしません。


産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)として扱われないので、
将来取り除く必要がありません。



将来家の建て替えをするときも、同程度の家であれば
繰り返し使えます


地震時の液状化をドレーン効果(排水効果)により抑制します。



 日本大手保証会社の認定工法です。


 砕石しか使わないことにより他の工法に比べCO2の
 排出を少なくします。
平均的な住宅(建坪20坪程度)1戸分の施工で5,000Kg削減


 今まで施工が出来なかった地下水の多い地盤や
 セメントの固まらない腐植土の地盤、六価クロムの出る
 火山灰の地盤でも、問題なく施工が出来ます。


 セメントや鉄パイプのように劣化したり、錆びたりしない、
 永久地盤工法です。

■ 複合地盤について
本工法は軟弱な粘性土(砂質系、火山灰質、有機質を含む)地盤に砕石パイルを構築することにより鉛直支持力の増加、圧密沈下の低減、水平抵抗力の増加、液状化の防止を行います。改良地盤に建物の荷重が作用すると、砕石パイルと軟弱地盤の圧縮特性の違いにより砕石パイルにその荷重(3/4)が集中し、軟弱地盤が負担する荷重が大幅に減ることによる複合地盤として機能します。従いまして鉛直荷重を考えるとその大部分を砕石パイルが負担することにより、軟弱地盤にかかる荷重が減り、改良地盤全体が安定するというものです。また、砕石パイルのドレーン能力により間隙水圧を消散することにより、液状化の防止をすることが出来ます。基本理としての複合地盤としての鉛直荷重の増大およびドレーンとしての液状化防止が特徴として挙げられます。


■ 設計原理

砕石パイルと非改良地盤両方に荷重を分担させます。
粘性土の場合は粘着力により、砂(礫)質土の場合は、
内部摩擦角によりその地耐力を算出します。

砕石パイルの本数を増やすことにより、地盤全体の
内部摩擦角を上げてやり、地耐力を向上させる
ものです。


※右図はモデル図です。基礎(ベタ基礎)面積
 に対して砕石の面積の関係(分担率)を示し
 ています。

※工法分類としては、砕石パイルは間隙水圧消散
 工法に分類されます。

※地盤改良工法の目的と効果
 「技術総覧」P.431参照